Amazonで怪しい4Kディスプレイを買ってみた
4Kディスプレイが欲しかったので通販サイトを巡回していたら、Amazonでこの商品を発見しました。
IPSパネルで4画面分割に対応しているのに49,800円!
これは買うしかないですよね?買いました。
ただこのディスプレイ、色々怪しいんです。まず、どこが怪しいのか1つずつ確認してみましょう。
怪しいポイント
その① メーカー
このディスプレイはピクセラというメーカーが製造しています。全く聞いたことのない人もいるかと思いますが、チューナーのメーカーとしてはそれなりに有名です。
私もこのメーカーのチューナーを買ったことがありますが、すぐに接続不良で使えなくなりました。
その② 評判
何か商品を買うときは、とりあえずググりますよね?という訳でググりました。メーカーと通販サイトのページしか出てきませんでした。通販サイトにもレビューの類は一切なし。おしまい。
その③ 値段
一番怪しかったのは値段です。実はAmazonでの出品者はメーカーになっていました。それ自体は何もおかしくないのですが、メーカーが出品している他の通販サイトに比べて値段が安すぎたのです。
Amazonでの値段がほぼ5万円であったのに対し、他のサイトでは8万5千円足らず。Amazonの出品者が偽物である可能性も考えましたが、メーカーのサイトからリンクが貼ってありましたのでそれも考えられません。
商品のスペック
ここで、商品 (PIX-43MX100) のスペックの話をしておきます。メーカーのページに記載されていることが正しければ、以下の通りになります。
調べた限りでは、2019年3月現在でIPSパネル搭載かつHDR対応で、4画面分割にも対応している40インチ前後のディスプレイは他にありません。
とりあえず注文
色々怪しいところはありますが、安さに抗えずとりあえず買ってみることにしました。もし商品が届かなくても、Amazonなら全額返金されますからね。
商品到着
ちゃんと届きました。びっくりです。
箱はこんな感じです。すごく大きいです。
設置
重さが約12.7kgということでそれなりに重かったのですが、1人でなんとか設置できました。
仕様の検証結果
一通り機能を試してみましたが、おおむねメーカの商品ページに書いてある仕様通りでした。"おおむね"です。ノングレアのはずが、とても映り込みが激しいです。
仕様に書かれていなかった部分でも問題がありました。具体的には、画面を分割した際に、分割した後の解像度でディスプレイが入力デバイスに認識されません。例えば、4画面分割の場合は1920×1080のディスプレイとしてコンピュータなどで認識されるべきですが、3840×2160のディスプレイとして認識されます。そのため、コンピュータ側でディスプレイの設定を調整しなければ、フォントがぼやけるなどの問題が発生します。
まとめ
色々問題はありますが、一応ちゃんと動くので満足しています。
後日談
商品が届いた日に、再度商品ページを確認したところ、1万円安くなっていました。あらら。
さらに数日後、在庫切れになりました。
これで終わりかと思いきや、なんと復活。2019年4月13日現在、39,800円で販売中です。しかし、買うことはおすすめしません。なぜならば、出品者に対して様々な苦情が書き込まれているためです。それも私が商品を買ってから。やっぱり怪しい…。
Lenovoのドッキングステーションを買ってみた
今回はLenovoのドッキングステーションを買ったのでレビューします。
買った経緯
きっかけは、VJ (Visual Jockey) の出来るノートPCが欲しくなったことです。それで、色々なノートPCのスペックを見ていたのですが、そのうちVJの出来るノートPCであればメインPCとしても使ってもいいのではないかと思うようになりました。また、その頃家で使っていたタワー型PCに関して、PC関連規格の多様化と多様化への対応に悩まされていました。簡潔に言うと、色々あってややこしいので疲れてしまったのです。
そこで、ノートPCをメインに据えることで、SSDなどの規格について購入後に考えなくて済むようにしました。
このような経緯でノートPCをメインに据えたわけですが、そうすると新たな問題が発生します。端子の不足です。タワー型PCを使っていた頃はトリプルディスプレイで作業をしていた訳ですが、使っているノートPCにはHDMI端子が1つあるだけでデュアルディスプレイにしかできませんでした。これではTwitterをしながらアニメを見ながら研究をするには心もとないです。困りましたね。また、USB端子にキーボードなどを接続しようにも端子の数がまったく足りません。
こうなったら、ドッキングステーションを買うしかありません。
ドッキングステーションの選定
様々なメーカーがドッキングステーションを製造していますが、どのメーカーの製品を買うにしても相性の問題があります。調べてみたところ、ドッキングステーションに関しては特にこの問題が大きいようです。そこで、せめてPCのメーカーが製造しているものをということで、Lenovoの「ThinkPad ハイブリッド USB Type-C/USB Type-A ドック」を選びました。
購入したドッキングステーションのスペック
製品ページに書いてあることを要約すると以下の通りになります。
- PCへの接続端子はUSB 3.1 Gen2 Type-C or USB 3.1 Gen1 Type-A
- DisplayPort 1.2端子とHDMI 2.0端子を2つずつ搭載
- DiplayPort端子とHDMI端子は2組のペアになっており、ペアの一方からのみ映像出力が可能 (ペアAのHDMI端子とペアBのDisplayPort端子は同時に使用可能だが、ペアAのHDMI端子とペアAのDisplayPort端子は同時に使用不可)
- 2画面出力まで対応
- 最大解像度は5120x2880 60Hz (DisplayPort端子を2つ同時に使用した場合)
- デュアルUHD 60Hz出力が可能
- USB Type-C端子での給電に対応したノートPCにUSB Type-C端子で接続した場合、ノートPCへの給電が可能
- LAN端子搭載
- USB 3.1 Gen2 Type-A端子を3つ搭載
- PC接続用とは別にUSB Type-C (規格不明) 端子を1つ搭載
- USB 2.0端子を2つ搭載
要するに、このドッキングステーションを接続すれば、ノートPC本体のHDMI端子とディスプレイを合わせて最大4画面に出力できるようになる訳です。やったね!
環境構築
さて、さっそく注文したところ18日後に届きました。ウキウキ気分でセットアップしていきます。しかし、ディスプレイを接続したところで落とし穴がありました。今使っているノートPCのGPUは、CPU内蔵のIntel UHD Graphics 620というなかなか個性的 (婉曲的表現) なGPUなのですが、なんと3画面出力までしか対応していないのです。ちなみに、現在販売されているIntel CPUに内蔵されているGPUは、全て3画面出力までしか対応していません。HDMI端子を使用した4K 60Hz出力 (HDMI 2.0) にも非対応です。ただ、辛うじてDisplayPortを使用した4K 60Hz出力 (DisplayPort 1.2) には対応しています。
これは、HDMI端子しか搭載していないIntel GPUを使っているノートPCは、内部でDisplayPortからHDMIへの変換を行っていない限り、絶対に4K 60Hz出力ができないことを示唆しています。富士通やNECなど、大手国内メーカー製のノートPCは全滅ですね。
結局、自分はトリプルディスプレイの環境を構築しました。
4Kディスプレイを買ってしまったので、すぐに環境を再構築することになりますが。
実際に使ってみた感想
懸念していたドッキングステーションとノートPCの相性の問題は、特に起こりませんでした。ただ、ノートPCを取り外してもう一度接続するときに、ドッキングステーションへの給電を一度断たなければ、ドッキングステーション側がノートPCを認識できない問題があります。しかしこれは、USB Type-Cケーブル1本で様々なデバイスと接続できることを考えれば些末な問題です。
追記
ドッキングステーションのHDMI端子経由での4K60Hz出力はできました。なぜ出来たのかは分かりませんが…。
就職活動が終わりました
就職活動が終わったので、自分の就職活動の流れなどについて書きたいと思います。
就活をする予定の後輩の参考になれば幸いです。
大体の流れ
10月初旬: 求人サイトに登録
11月中旬: 説明会・1dayインターンへの参加を開始
12月下旬: 選考開始
1月下旬: 内定ゲット!
ざっくり書くとこんな感じです。
求人サイトはリクナビ、マイナビ、OfferBoxを使いました。
また、会社の評判を見るために会社の評判の投稿サイトにも登録しました。
最初は12月中に内定を取れればいいなと思っていたのですが、結構時間がかかりました。でも結局選考を受けたのは2社だけです。
第一志望の会社の選考が一番早かったのはラッキーでした。
就職活動の収支
交通費: -25,577円
企業からの交通費支給: 3,000円
企業説明会参加の報酬: 4,000円 6,000円
求人サイトからのご祝儀: 10,000円(予定)
―――――――――――――――――――
-8,577円 -6,577円
計算してみると、意外と赤字は小さいです。イベ1回分です。
ただ、インターン用にジャケットなどの衣料品を大量に買ったので、それを含めると大赤字です。まあ、いつかは必要になるものなので、それの前払いだと思ってあまり気にしないようにしましょう。
絶対にやらない方がいいこと
求人サイトの企業検索で志望する会社を絞り込むのは絶対にやめた方がいいです。
なぜなら、まともな企業は何もしなくても人が集まるので、求人サイトでの検索に必要な平均有給取得日数などの情報を、真面目に書いていない場合が多いからです。したがって、求人サイトの企業検索は特定の企業を検索する場合のみ使いましょう。さもなければ、酷い目に遭う上に時間を浪費します。
情報系の各業界の様子
やっぱりSIer・ITコンサルは人手不足のようです。冗談抜きで毎日どこかの会社からオファーが飛んできます。元々SIer・ITコンサルに就職する気はなかったのですが、おかげでますます就職する気がなくなりました。
自分は結局システム・プログラム開発専門の会社、あるいはそのような部門を持つ会社とメーカーしか見ていませんでしたが、この辺りは情報系の中では選考が遅いようです。せいぜい、エンジニア向けのマッチング面談が一部の会社であるくらいです。
周りの就職活動の様子
自分の研究室はブラウザやネットワークを扱っているので、Web系を志望して10月には内定をもらっている人がほとんどでした。データベースなどの他のWeb系っぽい研究室でも同じような感じだそうです。
内定(内々定)の出る時期別でまとめてみると、次のようになりそうです。
10, 11月: Web系の会社、Web系以外の選考の早い会社
12月: Web系以外の選考の早い会社
1, 2月: 大手SIerやメーカーなどのマッチング面談、大学の推薦ありの選考、Web系以外の選考の早い会社
3月以降: 上記以外の会社
あと、これは一般論ですが、製品の面白い業界はやっぱり人気です。食品メーカーもそうですが、ヘッドホンなどの音響機材のメーカーもすごいらしいです。
知り合いの会社は今年の採用倍率が25倍だそうです。
何を基準に会社を選ぶか
自分は当初、社内、あるいはグループ会社のシステム開発を行える大企業とメーカーを受けて、運よく受かったらそれでよし、受からなくても転職前提でとにかくスキルの磨ける会社に就職しようと思っていました。ただ、就職活動をしていて気づいたのですが、一見終身雇用ありきに見える大企業でも情報系である限りはどこも転職前提のようなのです。
特に印象に残っているのは、大手インフラ会社系列のグループ会社向けSIerのマッチング面談を受けたときです。その時に、お話ししたエンジニアの過半数が中途採用組でした。加えて、後から調べて判明したのですが、その会社ではプロパー(新卒採用組)よりも中途採用組の方が待遇面で優遇されているようです。
もちろん、新卒採用でも中途採用でも公平に評価して頂ける企業もあるとは思うのですが、情報系の企業に勤める限り待遇面などでの駆け引きをし続けないとならない状況に嫌気が差してしまいました。
また、様々な人と話す内に、自分のスキルを高めることをモチベーションに仕事をするよりは、自分の仕事の結果どのようは製品、サービスが会社として提供できるのかをモチベーションに仕事をしたいと思うようになりました。
要するに、仕事内容はどうでもいいからとにかく面白いものを作っている会社に就職したくなったのです。
その結果として、情報系以外の製品が面白い会社に就職することにしました。
ただ、前述の通り、万人が面白いと思える製品を作っている会社はとても人気なので、なるべく人気でない…と言ったら失礼ですが、穴場だと思っている会社を最終的には選びました。
まとめ
就職活動はなるべく早く始めましょう。また、どういう基準で会社を選ぶのかも早い段階で固めましょう。
追記
エントリーシートについて
エントリーシートの添削はリクナビの就職エージェントに丸投げしました。たぶん、求人サイトに登録してそういうサービスを受ける設定にしておけば、向こうから声がかかります。ちなみに、こういうサービスは法律上求職者からお金を取れないので無料です。
※企業説明会参加の報酬が間違っていたので修正しました。ちなみに、ツクキャリ主催の説明会に参加しました。
食器洗い乾燥機 (NP-TCM4)を買ってみた
食器を洗うのって手が荒れて嫌ですよね?特に最近研究のストレスとの相乗効果で激しくて嫌になります。
というわけで、食器洗い機を買いました、お金ないのに…。
おかげで金欠生活を強いられている訳ですが、とりあえず食器洗い機を使ってみた感想を書きます。
食器洗い機の種類
現在、卓上型食器洗い機はPanasonicしか販売していません。
今回はその中でも小さめの機種、いわゆるプチ食洗のNP-TCM4を買いました。
プチ食洗には3機種あって、以下のような違いがあります。
- NP-TCR4 (洗い + スピーディコース + バイオパワー除菌 + エコナビ + 乾燥, 5万円)
- NP-TCM4 (洗い + スピーディコース + 乾燥, 4万円)
- NP-TCB4 (洗いのみ, 3.5万円)
洗いと乾燥は欲しかったですけど、ばいおぱわー☆とか言われてもよく分からなかったので真ん中の機種を買ったわけです。
食器洗い機の設置
食器洗い機の設置は意外と簡単です。分岐水栓を取り付けて適当につなぐだけです。分岐水栓の種類については以下を参照してください。
水栓の種類によっては、分岐水栓を取り付けられなくて詰むのでご注意を。そんなときには洗濯機用の水栓から水を引っ張ってくる、という手もあるみたいですけど大変そうですね。
うちの場合は特に問題がなかったのでこのように設置できました。
中身はこんな感じ。
庫内の容量は普通の水切りかごくらいのサイズです。1人暮らしなら十分ですね。
小さな鍋は余裕で入ります。普通の鍋(ふちの直径が24cm)はギリギリ。小さなフライパンや炊飯器の内釜も入りますが、テフロン加工のものは洗えません、残念。
使ってみた感想
購入して1ヵ月ほどになりますが、手洗いに比べて油汚れがきれいに落ちますし、グラスなどの細長いものもムラなく洗えます。あと、スポンジを余ったスペースに突っ込んでおくときれいになるので、スポンジが長持ちするようになりますよ。ただ、乾燥機能については微妙です。乾燥機能付き洗濯機などでもそうですが、乾燥って電気を食う割にちゃんと乾かないんですよね。なので、あくまで忙しいときに食器の乾きを早めるために使うくらいにしておいた方が良さそうです。
食器を洗う手間を考えずに使えるようになるというのも利点かもしれません。今までは洗うのが面倒くさくて何を作っても丼に載せてしまっていたのですが、食器洗い機を使う場合丼は場所を取るのでむしろ使いにくいんですよね。そういう理由もあって、最近はちゃんと料理に合った食器を使い分けています。こうして、なんでもワンプレート(?)生活からの脱却を果たしたのでした、食器洗い機万歳!!